英語学習辞典

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しております

留学したのに英語が上手じゃない人達

短期留学から帰ってきた途端に、急に英語交じりになる人がいます。 彼らは、会話の中で何気なくよく使う「えっ」とか「あっ」という驚きの感嘆詞を、「Oops(ウップス)」といってみたり、niceやgetやveryなどを日本語の中に混ぜて、ちゃんぽん状態で会話をしたりします。 本人としては、英語の生活に馴染んだの名残惜しいのか、楽しかった思いでの余韻に浸っているのかはわかりませんが、他の言語を習得しようとすると母国語が劣化してしまうというのは、ベースとなる語学力自体が弱い事になりますので、外国語の上達が難しい場合も多いようです。

日本語で文章を書いたり、スピーチをしたり、議論をしたりする際に、適切な表現ができないとか、意味がよくわからないと言われてしまうとか、書くことが分からない、話すネタがなくて詰まってしまうなどに心当たりはありませんでしょうか。 その場合、言語が英語に変わったらからと言って、すらすらとスピーチができたりするはずはないでしょう。 まずは、日本語を使いこなす事が、大切な事かと思います。

そういえば、最近は、IT用語やビジネス用語を中心として、カタカナ英語や日本語英語が使われることが多くなってきています。 メール(mail)、フォルダ(folder)、ネット(net)、プライオリティ(priority)、スキーム(scheme)、セグメント(segment)、デフォルト(default)、リテラシー(literacy)、ポジショニング(positionning)、シェア(share)等々。

留学をしていない人でも、これらの用語をよく使うという人も多いでしょう。 しかし、雰囲気だけで使い、本当の意味をよく理解していないまま使っていると、日本語が劣化していくことの要因になっているのかもしれません。 きちんとした日本語を話せる人やきちんとした英語を話せる人にとっては、これらの混ぜこぜ言葉は、聴きづらいものでしょう。

本気で英語を習得しようと思うならば、まず、英語と日本語を混ぜこぜにして使う事は恥ずかしい事であると認識しつつ、よりきれいな日本語を使うようにする気持ちを忘れずにいられるとよいですね。

 - ネイティブ発音に近づくには