英語学習辞典

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スピードラーニング的なもので英語の発音は良くなるのか?

スピードラーニングは有名な英語の学習教材です。 多くの人がスピードラーニングによって、英語が話せるようになっている様ですし、それを批判するつもりはありません。 釣り的なタイトルになってしまいましたが、言いたいことは、英語を聞き流しする事で発音が良くなるのかという事についてです。

私は、英語で歌を歌う仕事をしていた時に、曲を覚えるために、朝から晩まで英語を聞き流していた時期がありました。 ただ単純に音楽が好きすぎて聞いていたのですが、のめりこむあまり、眠っている間も聞いていたら気分が良くなるような気がして、イヤフォンで音楽をかけっぱなしにしたままにし、気づいたら眠りについているという生活を毎日のように送っていました。

結果として、曲のメロディーや発音のリズムのようなものは、潜在意識に刷り込まれたような気がしています。 曲が流れていない時でも、頭の中で、その曲の細かい部分までリアルに思い出すことができるような感じです。 しかし、だからと言って、それを完璧に再現して、自分の口で発せられるかというと違う問題のようです。

よく、『「知っている」と「できる」は違う』と言いますが、まさにその言葉がぴったりです。 つまり、音が分かっても、それを再現するための発声は、実際にやってみて、お手本と自分の違いを知り微調整するという作業が必要なように思います。

口や喉やお腹などの発生するときに使う筋肉を、どの様に動かいたらどのような音が出るのか? そういうテクニック的な事は、聴くだけではできるようになりません。

スピードラーニング等の英語教材や英語の音楽などの英語発音のお手本は、聴き流す事によって、リラックスして聞いて、全体的な流れをつかむとともに、じっくりと聴きこんで細かい部分の特徴やニュアンスも覚えこむという2種類のアプローチ方法があるかと思います。 どちらも目的が違うため必要なトレーニング方法です。

これは他の多くの事でも当てはまります。 全体的な雰囲気はいいんだけれど細かいところが雑では、やはり今一歩です。 英語の発音をよく売るためには様々なトレーニング方法や教材がありますが、それぞれ、何のためにやっているのかを理解して取り組むことで、より効果が出るのではないかと思います。

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