英語学習辞典

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ネイティブ英語に近づきたいの本当に意味は?

英語を母国語としている人の中にも、地方によって様々な訛りがあります。 イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語など国による違いだけでなく、アメリカの中でもニューヨーク、南部、中西部、西海岸などの地方による訛りの特徴もありますし、もっと細かく、州ごとの特有の訛りもあります。 本当の意味でこれらを見分けられるのは、極端にいうと、それぞれの地の方生粋の生まれの人だけかもしれません、例えば、日本語の標準語と関西弁の様な関係も似ています。 関西弁と言っても、大阪、京都、兵庫ではかなりの違いがあります。大阪の中でも、河内弁や泉州弁は独特の響きがあります。 関東生まれの日本人にとっては、標準語と関西弁の違いはわかっても、細かな地域レベルでの訛りは聞き取ることもできない人は多いでしょう。 つまり、母国語でも、わかりにくい細かい違いがあるという事です。

日本語訛りの英語というものもあります。日本語の上手な外国人の人の話す日本語は、どんなに上手でも外国人っぽさを感じませんか。 それと同じように日本語を母国語としている人はその特徴があわられてしまうものかと思います。 母国語ではない言語を習得するという事は、何らかの訛りは仕方のないことのようにも思います。 それでもやはり、ネイティブ英語にあこがれるものですが、それは、日本語訛りの英語を脱出したいという事かと思います。 「あなたの英語は日本人ぽくないね」と言われたいというイメージでしょうか。

英語の中でも標準語的な発音に近づいたいのであれば、ニュースキャスター等正統派の話し方をお手本にするのがよさそうですし、特定の地方であれば、その地方訛りに近づけた方が、ネイティブっぽい事になるでしょう。 しかし、母国語ではない人が特定の地方訛りがきついと少し奇妙な印象に見られるようです。 日本語の上手な外国人の人で、東北弁や関西弁を使いこなしている人に感じるような驚きと同じような感情かと思います。 いずれにしましても、英語には訛りの幅がある事と自分の発音にも癖や訛りがある事を少し意識すると日本人っぽさは少しなくなるのではないかと思います。

また、ネイティブっぽい発音になりたいという事の中には、発音だけでなく、自信をもって堂々話しているという振る舞いに対するあこがれも含まれているように思います。 ネイティブの人にとっては自分の英語はどの様に伝わっているのだろうという不安がありますので、どうしてもドキドキしてしまうものです。 しかし、日本語よりもはるかに多くの訛りがある英語ですから、私たちがネイティブスピーカーだと思っている人も、別の国の訛りがけっこうあったりします。 矛盾するようですが、ネイティブかどうかをあまり気にしないようにするというのも、ネイティブ英語に近づく大きな一歩かもしれません。

 - ネイティブ発音に近づくには